社会福祉法人 まほろば学園の「よくある質問」です

障がい福祉サービス事業所

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よくある質問

重症心身障がい者とは?

体が自由に動かず、意思表示ができない人たちです。言いかえれば、生きていくことのほとんどを、人に頼らざるをえない人たちです。

しかし、意思表示ができないこと=意思や感情がない、のでは決してありません。心の中には私たちと同じように、意思や感情があふれています。言葉や仕草で気持ちを伝えられない歯がゆさは、想像を絶するものでしょう。

重症心身障がい者に必要なもの、彼らが欲しているのは、体に関わるケアだけではなく、心に関する活動のサポートです。安心して生き(日々を過ごし)ながら、人との触れあいの中で経験を積んでいく。「今、生きている」ということ。これは、あなたや私と全く同じです。障がいの有無や重度に関わらず、社会の一員であることに変わりはありません。同じ社会に生きる仲間の、人として当たり前の欲求と生活を支えたい、それが私たちの思いです。

社会福祉法人とは?

社会福祉に関する事業を行う団体のことで、その基本理念は、法律に明記されています。
「社会福祉事業を経営するものは、福祉サービスを必要とする者が、心身ともに健やかに育成され、又は社会、経済、文化その他あらゆる分野の活動に参加する機会を与えられるとともに、その環境、年齢、及び心身の状況に応じ、地域において必要な福祉サービスを総合的に提供されるように、社会福祉事業その他の社会福祉を目的とする事業の広範かつ計画的な実施に努めなければならない。」

「社会福祉事業その他の社会福祉を目的とする事業を実施するに当たっては、医療、保険その他関連施策との有機的な連携を図り、地域に即した創意と工夫を行い、及び地域住民等の理解と協力を得るよう努めなければならない。」
(社会福祉法より)

社会福祉法人には、「福祉サービスを必要とする方に、必要なサービスや社会参加の機会が提供されるように事業を行うこと。地域の方々の理解も得ること」が求められています。

「障がい福祉サービス事業所・風」とは?

「障がい福祉サービス事業所・風」は、「社会福祉法人・まほろば学園」が運営しています。人口も50万人に近づこうとしている中核都市福山ですが、「風」が生まれるまで、重症心身障がい者のための通所施設がありませんでした。つまり、重症心身障がい者は、本当に必要なサービスを受けられていなかったです。これまで、障がいを持つ人たちだけではなく、その家族を始めとする周辺の人々にも、様々な負担がのしかかっていました。

家の中で世話をしてやればいい、病院かどこかに置いてもらえばいい。そんな風に考えている人は、残念ながら、少なくないはずです。確かに、障がいを持つ人々を自分と切り離して考えれば、「関係もなければ責任もない」と思えますし、「かわいそう」と感じることで既に何か良いことをしたようにも思えます。これは、差別や偏見以外の何ものでもありません。自分と違う性質のものを、指差して笑ったり、けなしたりするだけが差別ではありません。よく分からない存在を持て余し、見えないところへ何となく押しやる。知らないままでいることも、関係を持つのを避けることも、障がい者を社会から閉め出すのには十分な「行動」でしょう。そんな風潮の結果が今なおあります。

私たちは、法人としての利益追求でも、健常者の自己満足でもなく、「同じ社会に生きる仲間」が、当たり前の暮らしを送るための場所を作りたかったのです。

「風」では、どんなサービスをするの?

私たちは、いわゆる型通りの施設ではなく、細やかなサービスや地域との交流、他者との触れあいを含めた「拠点」づくりを目指します。年齢や環境、心身の状況などはひとりひとり違います。一概に「福祉サービス」と言っても、必要とされるものは千差万別です。きめ細やかで、柔軟性のある内容でなければならないと思っています。

しかし、こうしたサービスを必要としているのにサービスを受けられなかったり、その内容が適切でない場合も少なからずあるのです。経済的な問題、偏見の問題もままあります。

・重症心身障がい者や、その家族がが抱える問題に
 耳を傾けた運営しています。
・地域との交流例をすすめます。
 「町内会との交流」「千田小学校との交流」
 「盈進学園との交流」「ボランティアとの交流」
・限りなく「1対1」を重視した支援を行います。
・利用者個人の権利、選択を重視した内容にします。
・保険医療を充実させ、安心して利用できようにします。

法人の運営はどのように行うの?

・公共性=社会の皆さんのためにあること。
・非営利性=企業としての私利私欲に走らないこと。
・純粋性=何をしているのかが、はっきりと分かること。
これは、社会福祉法人の基本的な特徴であり、守るべき性格です。

法人とは、事業=ビジネスを行う団体ですから、そこにはマンパワーやノウハウ、設備があります。これらを活用して、本当に必要な「質」の高いサービスを提供し、利益を地域に還元することで地域と共生する、という循環を目指していきます。

「風」が目指すものは?

・年齢を超えた、あらゆる人が集う場にすること
・道徳教育の「学び舎」になること
・地域に根ざした場となること

「風の後援会」に入ったら何ができるの?

施設の運営に必要なのは、皆さんのご理解と、資金と、スタッフです。中でも、まず「風の後援会」のことや、重症心身障がい者の存在や現状を知っていただくことこそが初めの一歩だと思っています。

今、生まれたばかりの「後援会」です。

このホームページを開いて読んでいただけたこと。
これだけでもありがたいことですし、とても大きな一歩だと思っています。

「風の後援会」や重症心身障がい者の存在や現状を「知って頂く」こと。
そして、知って頂いたことを誰かに伝えてください。
関心を持ち続けてください。
寄付金にご協力ください。
「風」で一緒に活動してください。

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